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幸せの4つの因子って知っていますか?

皆さんは、『幸せの4つの因子』って、聞いたことありますか?

私は、先日、ある企業様で、Well-beingとアンコンシャスバイアスについての講演をさせて頂きました。

その中で、私がコーチングで良く活用している 『幸せの4つの因子』 についてお話しましたので、少しご紹介したいと思います。

 

今、企業を始めとして色々なところで注目を集めているWell-being。

Well-beingは心理学をはじめとする様々な分野の研究に基づいています。中でも、私は、マーティン・セグリマン教授によって創設されたポジティブ心理学と日本のWell-beingで中心的な役割を担っている前野教授の幸福学は、最も関係が深いと考えています。

 

『幸せの4つの因子』は、前野教授の研究で導き出された、幸せに影響する4つの因子のことなんです。

「やってみよう」 「ありがとう」 「なんとかなる」 「ありのままに」

この4つが幸せに寄与する心理的な要因であって、この4つを満たすように心がけることで幸せになれる、幸せと感じられるようになると提唱されています。

 

「やってみよう」を高めるために大切なのは、まずは、ゴールをイメージできる形で描くことです。人間は、イメージできることしかめざせません。望ましい結果を手に入れるための秘訣は、イメージできる明確な目標を持つことなんです。その上で、ワクワクにつながる思考や行動をとることです。人間の本能は、安心・安全を求めます。脳も同様です。同じできごとでも、それをワクワク・楽しみにつなげ痛みを避ける思考や行動をとることで脳を高いレベルで働かせ、やってみようを高めることができます。

 

「ありがとう」を高めるためには、自分の身近な人に感謝すること、できれば、声に出して「ありがとう」を伝えることです。私はセカンドライフをどのように生きていこうか考える中で、自分史を書いてみたことがあります。そうしたら、自分がいかに家族や身近な人たちから支えられていたかを色々と思い出し、感謝の気持ちが湧き上がって以前に増して幸せに感じられるようになりました。

人間は、無意識に自分の言葉を聞いているといわれます。ありがとうと言われると嬉しいものですが、声に出してありがとうを伝えることは、相手にとってだけでなく、自分自身の無意識にとっても意味のあることなのです。

 

「なんとかなる」を高めるためには、”大丈夫、なんとかなる” と自ら信じること、言葉にすることが大事です。笑顔をつくるとか上を向くなどの自信のある振る舞いをすることも効果があります。

人は、姿勢や表情などの身体の状態によって脳が影響を受けます。自信のある振る舞いをすることが、自分の精神状態に自信を生み出すことにつながるのです。

 

「ありのままに」を高めるために最も重要なのは、自分の軸を持つこと、つまり、価値観を明確にすること、そして、迷ったら自分の軸に戻るということです。

 

『幸せの4つの因子』は、私たちの毎日の生活の中に溢れていると私は思います。ちょっとだけ、4つの因子を意識してみることで、Well-beingを大きく向上することができそうですね。

 

kaoru.chujo@sowinsight.com (中条 薫)

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