東京大学 未来ビジョン研究センター とアンコンシャスバイアスに関する連携プロジェクトを開始しました
株式会社SoW Insightは、東京大学 未来ビジョン研究センター と アンコンシャスバイアス に関する連携プロジェクトを開始しました。また、本プロジェクトの推進にあたり、8月1日より、代表 中条 薫が、東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員 に就任いたしました。
人は誰しも、無意識の思い込み、つまり、アンコンシャスバイアスを持っています。社会や組織、そこに所属する人々自身にも、無意識のものの見方や捉え方の歪み・偏りであるアンコンシャスバイアスが存在します。特に、ジェンダーに関するアンコンシャスバイアスは、社会や企業において女性の活躍を阻害する要因となっていることが多く、企業のダイバーシティ推進においてはアンコンシャスバイアスに気づき対処していくための様々な取り組みが行われています。
しかしながら、アンコンシャスバイアスに気づくことは容易なことではなく、企業における現状の取り組みは、まだ模索の段階とも言えます。目的の明確化(何を目的に、どのようなアンコンシャスバイアスに気づき、どのようなゴールを目指すのか)や、認知効果を高めるための手法(従来の言語による評価から、VRやアバターなどを使った体験型による感情&認知の導入)などは、重要な方向性の一つとなっています。
また、人とAIが協働するこれからの社会においては、ネガティブなアンコンシャスバイアスに、より一層敏感になる必要があります。何故なら、データに潜むアンコンシャスバイアスを学習したAIが社会実装されることにより、差別や偏見が増幅される可能性があるからです。
連携プロジェクトでは、東京大学 未来ビジョン研究センター 江間 有沙准教授 の 科学技術社会論 の分野における知見と経験、および、株式会社SoW Insight の 企業における女性の活躍推進 に関する知見と経験 を融合させ、テクノロジーを活用した、ジェンダーバイアスに対する支援の枠組み構築 や提言に向けた取り組みを行います。
株式会社SoW Insightは、このプロジェクトを通じて、AIなどの最新テクノロジーを活用した、DX時代ならではのダイバーシティ&インクルージョンの推進に貢献して参ります。
kaoru.chujo@sowinsight.com (中条 薫)